ブレーキパッドに要求される「特性」を発揮させるためには、その用途や目的に合った摩擦材の開発が不可欠です。例えば、ブレーキダストやブレーキ鳴きを改善することが出来ても純正ブレーキパッドよりフェード性が劣っては安全は守れません。また、効力を上げても初期制動のフィーリングと踏力に応じたコントロール性を両立しなくては、ブレーキへの不満は改善されません。サーキット走行を好まれるドライバーに至っては上級者であるほどリニアな特性と高い耐フェード性を求められます。様々なユーザーニーズに対応した専用摩擦材の開発を行い、ブレーキパッドに求められるそれぞれの「特性」を追求した結果、IS1500、IS2000、IS3000、IS3500、IS4000という5種類の摩擦材を開発するに至りました。ストリートでの長期テスト、サーキットでの過酷なフェードテストを繰り返して開発された5種類の摩擦材は、ユーザーがブレーキに求める様々な理想を実現するためのブレーキパッド「iSWEEP」として誕生しました。