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【限られた選択肢】
アフターマーケットのブレーキパッドによる対応
ブレーキに求める理想は、人それぞれです。たとえ同じクルマであっても使用する地域や用途、そして好みなど・・・。そんな様々なご要望を私たちは長年お客様から伺って参りました。そして、ご相談を受けて販売する私
たちもアフターマーケットから適当と思われるブレーキパッドを選定してお勧めする販売方法を行ってきました。しかし、必ずしもユーザーのニーズにあったブレーキパッドの特性や性能をご提供できているかというと、疑問符がついてしまいます。なぜなら、販売する側も実際にユーザーが使用するシチュエーションで使ってみなければ、どのような特性でどれほどの性能かを判断することが出来ません。ですから、どうしてもカタログなどの資料を参考に見込みでお勧めする以外に方法はなかったのです。
アフターマーケットのブレーキパッドといえば、「低ダストタイプ」、「ストリート&スポーツタイプ」、「サーキット対応タイプ」というように使用用途や目的別に3種類程度に分類されていることが多く、ユーザーニーズをいずれかに当てはめて販売することになります。しかし、必ずしもその分類で割り切れるケースばかりではなく、新たな不満を抱かせてしまうこともあるのです。
たとえば・・・
・ダストは少なくなったけど、ブレーキの効きが悪くなった…。これでは、峠のドライブも不安。
・スポーツタイプのブレーキパッドなのに、サーキットでのスポーツ走行レベル程度で思ったほど効かない…。
・やっぱり、サーキットに行くときは別の専用のブレーキパッドじゃないと駄目かな?
・多少の鳴きは我慢するから両立できるブレーキパッドがあればいいのに…。
・サーキット用のブレーキパッドにして、効きはいいけど、コントロール性に欠ける…。
・海外製の有名ブランドのパッドは、効きはいいけど、その代わり鳴きやダストがすごくて困る…。
などなど、言えば沢山でてきます。そんな要望を限られた選択肢の中で応えるのには限界があったのです。ただそれは、市販されているアフターマーケットのブレーキパッドメーカーは各自動車メーカー向けに幅
広い車種のラインアップを展開しています。そのため、特定の車種やメーカーに特化した開発やテストを行うことは困難です。そしてブレーキパッドの使用用途もある程度の幅を持たせる商品ラインナップにし
なくては在庫リスクなど販売効率の低下を招く要因となり得ます。海外のブレーキパッドメーカーにおいては、日本という独特の環境や道路状況による使用用途の違いからくるニーズの違いでした。